突然ですが、歌舞伎町交番の裏手のビル内にひっそり釣り具店があるんですよ。

時間を潰したい時、待ち合わせの相手が遅い時、途方に暮れた時、
つまり余りにヒマな時！…私はここで釣り具を眺めます。

なぜって？
…玄人ぶりたいからさ。

はっきり言って渓流釣りと海釣りの違いすらあやふやで釣りに関しては赤ちゃんですが、
なんとなく海への憧憬とかすごい魚顔だった先輩とか、ドヤ顔で釣った魚を見せつけるキャップの親父の写真なんかを参考に、

「ほう…これはスタイリッシュな”浮き”だ」(店内広告の受売り)
「なるほど、ここに遊び心が…一味ちがうな」(店内広告の受売り)

なんてやってたりすると、1000%玄人らしき店員が話しかけてくるわけですよ。

店「何かおさがしですか？」
俺「…ええまあ。浮き？をね。いや竿もそろそろね」
店「なるほど！ええと、渓流にはよく行かれるんですか？」
俺「さぁーいきんは、忙しくてなかなか、ねえ？」
店「ははは、そうですかー。こちらの○○は…」
俺「いっすねー」
店「○○ですと△△の…」
俺「いっすねー」
店「何か特別つかってらっしゃるメーカーさんとかありますか？」
俺「いっすねー」
店「…」
俺「おっともうこんな時間だ。またきます」 ｼｭﾀﾀﾀ

そう、私は釣りに関しては赤ちゃん。
赤ちゃんなのよ。
あれ、表題と全く関係ないなこの話。